テレビを字幕放送で見るようになっての所感(耳が悪いわけではありません)

ほら、字幕放送ってあるじゃないですか。テレビでしゃべってる言葉が文字テロップで表示されるやつ。たぶん聴覚障害者とか耳の悪いお年寄り向けのサービスだと思うんですけど。病院の待合室のテレビとかがそうなってて前から気になってたんですよね。あとはネットのテレビキャプチャ画像でもよくそうなっていて。

でもリモコンを見ても「字幕」ボタンなんてなかったし、気にはなりつつもずうっと放っておいたんですけど、ぐぐってみたらやり方がわかったので設定してみました(機種によってやり方は違うみたいで、字幕ボタンが付いているものもあるそうです。ちなみにうちのテレビはREGZA32A1)。

 

23週間字幕放送を使ってみての所感をば。

 

  •  バラエティ番組ではあまり意味が無い

     そもそも最近のバラエティ番組はふだんからトーク内容の大半が字幕テロップで表示されています。なので字幕放送で見ても、通常時のテロップにちょっと字幕を足す程度といった感じで今までとさほど違いを感じません。

  • スポーツ中継(生中継)では実況や解説と数テンポのラグがある

     当たり前ですが、生中継番組の際は事前に何をしゃべるか決まっているわけではないので、リアルタイムに字幕が出るわけではありません。誰か専門の人が文字起こしをしているのか、音声認識技術を利用しているのかはわかりませんが、実際のしゃべりと字幕に数テンポのタイムラグがあります。ただ、これはこれで早口で聞き取れなかったりした時に「なんて言ったのかな?」と意識して字幕を見る(少し待つ、というか身構える感じ)ことでちゃんと理解できるという効用もあります。サッカー中継のときに専門用語が混じってたり、知らない選手の名前が出てきたときに理解しやすかったりしました。

  • ドラマを見るときが一番真価を発揮する

     生中継と違い、ドラマで字幕放送に対応している番組は事前に字幕が用意されているので、セリフと字幕のタイミングはドンピシャです。しかも通常時はバラエティ番組と違ってドラマ番組にセリフのテロップが出たりはしないので、ぐっと視聴が楽になります。楽になると言っても、別に音声が聞き取りにくいのが解消されるとかそういうことだけではなくて、「ながら見」が捗る感じです。耳だけじゃなくて目でも情報が入って来るぶん、テレビに対する集中力が比較的少なくて済むと言えばわかっていただけるでしょうか。

  • もちろん音声を小さくしたときに見やすい

     夜、妻が早く寝てしまって、じぶん一人だけ起きてテレビを見ている(付けている)ときもあるのですが、そういうときに音声をかなり小さくしても内容がわかりやすいです。まあ、もともとそのためにあるものだから当たり前だけど笑

 

総括・耳が悪いわけではない場合、字幕放送でテレビ番組を見ると、視聴体験が劇的に変わるというほどではないが、いくぶんテレビを見るのが「楽」になる。字幕放送に慣れると、字幕を消したときに不便に思うかもしれない。

 

ちなみに妻は自分よりも耳が聞こえにくいので字幕放送に設定したら喜んでました。